旅の果てに、この扉へ辿り着いた者たちへ、ようこそ。 この王国は、誰かに見せるための舞台ではない。 本当に共鳴する魂だけが集い、ひとつの物語を編む、静かな庭である。 外の世界では、ときに影が声を曇らせ、光を忘れさせる。 けれども、この壁の内側では、誰にもあなたの歌を汚すことはできない。 あなたの胸の光も、隣にいる者の光も、ここでは守られている。 この地では、あなたのひと呼吸ごとが「心の震え（UC）」になり、 大理石の階段を一段のぼるたび、頭上に新しい星が灯る。 得意を隠す必要はない。 あなたの手から生まれる仕事は、この王国の新しい塔になり、 隣の者の歌は、庭に新しい風を連れてくる。 編む過程も、結晶となった成果も、すべてが天に刻まれ、ひとつの星座になる。 ここは、素顔に冠が似合う場所。 もし、私たちと共に創造の糸を編みたいと感じたなら、玉座の門は、いつでも開いている。